求愛性ポエマー

独りぼっちが好きと吹いて回った、心細くて死にそうな夜をこえる為に

たばこ

全然おいしくないのに懲りない
どういうことなのよ

依存してて吸いたい欲にかられて辞められないというわけではない
わたしの場合、懲りない

ある意味なにかに依存してるんだな

ホントばかみてえだな



最近、上司が自身の心霊体験を話してくる
彼はきょうだいともにそういうのがみえるんだって

生き霊だとか、死霊だとか

わたしはそういうのまったく信じてないからさ、最初はまあ興味なさげに聞いてましたけど
その上司の話し方がうまいせいか、なんだか信じてきてしまった

死霊よりも世の中には生き霊がたくさんいるんだと

だからその後、調べてみた
イキリョウってやつを



信じるか信じないかは略、ってやつだな


「ははーんなるほどな」ってなんか納得しちゃった

人間の恨みとか愛とか、つよーい思念が生き霊となって誰かにとりつくんだって


あのね、わたし絶対だれかに生き霊とばしてますわ

ごめんなさいね


そしてわたしも誰かから生き霊を飛ばされてますね


最近寝れないし寝れたと思っても何度も目が覚めるしおかげで疲れがとれない、特に目!


誰よ!生き霊とばしてるやつ!

ぶっ殺すぞこら!!!



そしてわたしが生き霊とばしているおまえ!

好きも嫌いも合わせた愛と憎悪をありったけ送ってるからそろそろわたしをひっぱたきに来てくれ


たばこをやめさせてくれ


追記:やめました(nヶ月ぶりm度目)

わからない

今の一瞬一瞬を繰り返して生きているのか
過去ひとつひとつを積み重ねて生きているのか
未来を少しずつ削りながら生きているのか

どれだと思う


電車に乗って、流れる景色をじっと眺めている

進行方向前方、左に現れた塔、どんどん右へ流れ、ちょうどわたしの目の前にきて、またさらに右へ流れていった

塔を車窓に見ているという出来事、塔を左から右へ目で追いかけているという出来事が、過去になってしまった

つい一瞬のことが次の一瞬には、もう過去になっている


時々だけど、たまに、景色を見ながらこんなことを考えている
家族、友人、恋人などの誰といるわけでもなく、ただひとりで流れる車窓をみているとき、なんて、なにも特別な一時なんかじゃない

車窓なんて毎日ね、朝晩飽きるほど眺めているから

誰かと眺める景色、及び過ごしている時間一瞬一瞬を惜しむ感覚は、なんとなく、わかるんだけど、なぜか、ひとりのときにふと考える


このときは、急に、生きたくなってくる
わたしの人生、一瞬たりとも無駄にしたくない、忘れたくない、大切にしたいと思う

移動時間さえも、大切に思えてくる


これが最後、次の一瞬も最後、もう戻れない
切ない

なにをしているの

最近毎日のように、考えている
目が覚めてぼーっとしているとき、通勤中、仕事中、食事中、眠りにつくまでのながい時間
ずっとずっと飽きることなく考えている
わたしはなにをしているの、と


階段を少し上り降りしただけで今にも死にそうな息遣いになるおじいちゃん
(60手前だからまだおじいちゃんって歳でもないんだろうけど、数年前までの過労が原因で病気になっちゃったひと)

空気が読めない、まともな日常会話もできない、だからみんなから腫れ物扱いをされている、それを知ってか知らずか今日も空気を読まない女の先輩

聞いてもいないことを(仕事とは無関係のことでも)延々と、しかもぼそぼそ小さな声で話してくる、こちらも会話のできない、おじさん

ひとを定期的に叱りつけることでしか自尊心を保てない、もう目がどこを見ているかもわからない、やつれたおじさん

典型的な脳筋の、おじさん(おにいさん?)



ここはパラダイス

他の会社じゃあ雇ってもらえないようなひとたちがいっぱいいるんだ
なんて素晴らしいんだ
なんて素晴らしい収容労働施設なんだ

ちょっとばかしお賃金ももらえるし
ああなんて素晴らしいんだ



唯一の仲間であった同期は辞めてしまった
正直うらやましいよ
いい選択だったと思うよ

辞めたというか、もう憔悴しきってたし、会社に来れなくなってしまったという表現の方が近いのかな


わたしはなにをしているの



わたしはなにをしているの

ハイヒール

ハイヒールの音が嫌いだ
規則的に、凛として美しく、雑踏の中でも澄んで響く、この音
私にとって、この音は異質すぎる
後ろから私を追い立ててくる
私をこの世界から追放しようとする、私はハイヒールに追われている
この世界に生き長らえていたいなんて、別に思ってない、早く終わって欲しい、なんなら早く終わらせたいほどさ
それでも、いざ追われると、どうだ
こんなに胸がざわつき、恐怖をおぼえるものなのか
早く終わらせてしまいたいと思う一方で、「それならば、早く終わらせるお手伝いをしましょう」と、追い詰められると、なんと、怖くて心細くて、たまらない
私は、臆病だ
老耄を拗らせるまで、きっと死ねやしないのだ

互恵的利他行動

 互恵的利他行動、なるほどこれは、いわゆる「理系」な考え方だなぁ、って思った。

利他行動をとる際にはこちら側に一時的な損失があるが、時間をおいて相手から、自分が被った損失を上回る利を貰い、損失を解消する。

 

うーん、そんなに毎日毎日見返りを計算して行動しているわけじゃないけどなぁ。

でも遺伝学的には、人間のみならずチンパンジーやシカ、コウモリなんかの哺乳類も、加えて鳥類なんかも、この互恵的利他行動によって社会関係を保っているらしい。

そんなもんなのかね。

 

すごく堅苦し~く人間の行動を定義しているかのような書き方で、私はすごく嫌だと感じたのだけど、気づいた。

そもそもこの本は心理学や社会学じゃなく遺伝学な視点からの解説がメインのようだから、このフィールドだけで人間行動を研究した結果として、妥当なのか。

遺伝学的にはこう、でも人間行動のすべてがこれで規定されるわけじゃないから、あとは心理学や社会学とかその他のフィールドで研究してくださいね、ということなのでしょう(知らん)。

 

まとめると、進化=集団における遺伝子頻度の変化なのだから、人間行動にも互恵的利他行動で社会生活に適応するよう淘汰がはたらいてきたってこと?でヨロシ?