互恵的利他行動
互恵的利他行動、なるほどこれは、いわゆる「理系」な考え方だなぁ、って思った。
利他行動をとる際にはこちら側に一時的な損失があるが、時間をおいて相手から、自分が被った損失を上回る利を貰い、損失を解消する。
うーん、そんなに毎日毎日見返りを計算して行動しているわけじゃないけどなぁ。
でも遺伝学的には、人間のみならずチンパンジーやシカ、コウモリなんかの哺乳類も、加えて鳥類なんかも、この互恵的利他行動によって社会関係を保っているらしい。
そんなもんなのかね。
すごく堅苦し~く人間の行動を定義しているかのような書き方で、私はすごく嫌だと感じたのだけど、気づいた。
そもそもこの本は心理学や社会学じゃなく遺伝学な視点からの解説がメインのようだから、このフィールドだけで人間行動を研究した結果として、妥当なのか。
遺伝学的にはこう、でも人間行動のすべてがこれで規定されるわけじゃないから、あとは心理学や社会学とかその他のフィールドで研究してくださいね、ということなのでしょう(知らん)。
まとめると、進化=集団における遺伝子頻度の変化なのだから、人間行動にも互恵的利他行動で社会生活に適応するよう淘汰がはたらいてきたってこと?でヨロシ?